野村不動産株式会社が手がける東京都江東区にある顔認証マンションの「プラウドフラット清澄通り」。顔認証マンションとして、顔認証IDプラットフォーム「FreeiD(フリード)」の導入に至った経緯や効果、今後の展望を賃貸住宅推進課長の川畑勝也さんに話していただきました。
あしたを、つなぐ

野村不動産株式会社住宅事業本部アセット事業推進部賃貸住宅推進課長・川畑勝也さん。
野村不動産株式会社は、人、街が大切にしているものを活かし、未来につながる街づくりとともに豊かな時を人びとと共に育み、社会に向けて、新たな価値を創造し続けています。
事業やサービスを通じて、安心安全で快適な街づくりをして、そこに住み集まる人の時やくらしを豊かにする「あした」をつくることを約束しています。
住宅事業本部は、上質な住まいにこだわり続け住むほどに愛される生涯品質の住環境を提供しています。首都圏を中心とした新築分譲マンション「プラウド」、新築分譲戸建「プラウドシーズン」を展開し、長年の住宅事業で蓄積された開発ノウハウを活かした都市型賃貸住宅「プラウドフラット」など多様なニーズに応える商品展開を推進しています。
野村不動産株式会社
1957年に野村證券から分離独立、ビルの賃貸・管理を主業務として不動産事業を開始。2023年にマンション事業60周年・「プラウド」20周年を迎えた。2025年には「BLUE FRONT SHIBAURA TOWER S」が完成した。
https://www.nomura-re.co.jp/
WELL―BEINGを追求した都心近接賃貸マンション

都市型賃貸マンションのプラウドフラットは、暮らしやすく、使いやすく、美しくをコンセプトに掲げています。お客様の未来を想い、住み心地やプランニングなど「住まい手の生活に関わるすべて」をデザインしています。その街に住まう人のライフスタイルを第一に考えた、機能的で暮らし心地のよい環境です。
「プラウドフラット清澄通り」は、人生100年時代を生きる都会生活者のために、肉体的にも、精神的にも、社会的にも満たされた良い状態であるWELL―BEINGな暮らしを目指してトータルバランスを整えたデザインにしました。
20〜30代を中心とした若い世代の方々に人生の大切な時間を心身の健康を考えたバランスの良い住まいで過ごしていただき、将来の住まいに対する価値感を醸成するものを目指しました。そのため、リラックスできる環境、清澄庭園のある街との繋がりを意識した緑豊かな外構、国産天然木を使用したワークラウンジなどの共用空間、環境に配慮したZEH-M Orientedなどをトータルに備えています。

壁面や床とセンターテーブルに国産天然木を使用してバイオフィリックを目指した共用部になっています。また、働き方の多様性に配慮してリモートワークができる2層吹抜のマルチラウンジを設置しています。オンライン会議にも対応できる個室ブースや無人コンビニの「TUKTUK」も設けました。

マルチラウンジに設置された無人コンビニのTUKTUK。
セキュリティシステムへの高い配慮でFreeiDを選択

都心物件だからこそ、セキュリティには特に配慮しました。ハンズフリー・顔認証など最新の設備を採用して、高度なセキュリティで居住者が安心でストレスフリーな暮らしを守ることを考えました。
特にFreeiDは、顔写真をかざしても解錠しないセキュリティ性の高さと認証速度の速さが評価のポイントでした。実際に導入されたマンションを見学したのですが、認証していると感じないくらいの速さ、端末の角度を調整して歩きながらの認証を実現するなど、利便性も考えられていると感じました。
顔ダケで入館・入室できる「FreeiDマンションサービス」

FreeiDに登録すれば、エントランス、宅配ボックス、エレベーター、各住戸扉と連動しているため顔認証で解錠でき、カバンから鍵を取り出す手間がなくなる利便性と顔認証端末設置箇所がセキュリティ区画となるセキュリティ性と家の外の施設と繋がる拡張性によって、入居者は快適なマンションライフを送ることが可能となっています。
FreeiDの設置箇所と利用イメージ

東京駅から約3km圏内にありながら、豊かな水と緑に彩られた落ち着きのあるエリアに建設された「プラウドフラット清澄通り」。帰宅した人を清澄庭園との繋がりを意識した緑の風景が迎える。

エントランスに設置された顔認証端末。化粧柱を設置することで、角度をつけて端末を設置することができ、認証時に端末へ顔を向ける必要がなくなり、自然な歩き方で入館できる。

端末の認証速度が速いため、歩きながらの認証が可能となっている。鍵を探したり、鍵をかざす必要がなくなるため入居者の利便性が高くなっている。

宅配/メールボックスに設置された顔認証端末はフルタイムシステムと連動している。ボックス側に端末を設置することができ、意匠性を高めている。

顔に部屋番号が紐づいているため、顔をかざすだけで郵便物の受け取りが可能となっている。ボックス側に部屋番号などを記載してなくてもいいため、スッキリしたデザインにできる。

ワークラウンジのエントランス側に設置された顔認証端末。顔認証を設置することで入居者しか利用できない区画にできる。

ワークラウンジの居住区画側に設置された顔認証端末。出入り口を誰でも入れない仕組みにすることでセキュリティ性を担保できる。

駐輪場に設置された顔認証端末。駐輪場に端末を設置することで、入居者以外の違法駐輪がなくなり、管理の手間を少なくできる。

自転車を押しながらでも鍵を出す手間がなくなり、そのまま入館が可能となり入居者にとって利便性が高くなっている。
FreeiDを導入した効果と今後への期待

入居者様のほとんどがFreeiDに登録して、そのセキュリティ性と利便性を実感していただいています。また、鍵の代わりになるものなのでトラブル時にかなりセンシティブな問題になりますが、コールセンターなどアフターフォローがしっかりあるので安心して導入できます。
今後は、プラウドフラットに住めば、近くのプラウドフラットの共用部がFreeiDで繋がり使えるなど入居者様の暮らしが豊かになる取り組みができると面白いなと思います。また、マンション内の無人コンビニが顔認証で決済できるようになるといいなと思います。家の中も外も色々と繋がってほしいです。
プラウドフラット清澄通り
所在地:東京都江東区
設置個所:エントランス、宅配ボックス、ワークラウンジ、駐輪場
規模:鉄筋コンクリート造地上12階/住戸138戸
設計管理:株式会社フォルム建築計画研究所
施工: 野村建設工業株式会社
事業者:野村不動産株式会社