導入の背景と課題
マンションなどの集合住宅の入室には物理的な鍵が必要であり、常に鍵を管理しておかなければなりません。
入居者は鍵がないと入退室ができないため、常時鍵の携帯が必要ですし、紛失のトラブルや盗難のリスクが常につきまといます。
管理会社側も、入居者による鍵の紛失に備えるため、マスターキーの管理業務が必要になります。加えて、入居者の退去時には鍵交換が必要になるため、多くの時間と人員、そして費用が発生しています。
これらの課題を解決し、入居者とマンション管理会社のより一層の利便性の向上を目指すべく、物理的な鍵を⼀切必要としない顔認証IDプラットフォームサービスFreeiDが導入されました。
導入したシステムの詳細とその効果
〜顔認証でエントランス、宅配・メールボックス、エレベーター、各住戸の解錠を可能に〜
今回、顔認証機器を設置したのは、マンション内のエントランス、宅配ボックス、エレベーター、各住戸です。
これにより、顔情報を登録した入居者は、マンション内への入館や荷物の受け取り、エレベーターの利用を、物理的な鍵を持たず顔認証だけで利用することが可能となりました。
* エレベーターは顔認証されるだけで、自身の居住階のボタンが自動で押下されます。
〜「One time (鍵貸し) 機能」によって、鍵を持たない家族や友人をアプリ経由で招待し、顔認証だけで入館・入室を可能に〜
〜「One time (鍵貸し) 機能」によって、マンションの管理業務を効率化〜
マンションの管理会社も、「One Time(鍵貸し)機能」を活用いただけます。
この機能を使うことで、内見希望の不動産会社や施工業者など、一時的に入退室が必要な外部の業者に、一時的に入室権限を付与することが出来ます。
マスターキーの受け渡しや退去時の鍵交換作業の手間を省くことができるので、管理会社の管理業務の効率化が期待できます。